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2011/06/03

その名はくず餅。

『くず餅』
私に「カルチャーショック」を与えた食べ物。

夏になると、『くず餅』を食べたくなります。
東京では至るところで売られていますが、
実は私、上京するまであまり見たことがありませんでした。

私と『くず餅』との出会い。
それは上京して、一年目のある夏の日。
当時通っていた絵の教室に行く途中、
偶然、『くず餅』と書かれた街角のお店を発見しました。
もともと、“葛粉”で作られたお菓子が大好きだった私。
絵を描いている間も、『くず餅』の3文字がずっと頭から離れませんでした。
(絵がいまいち、上達しなかったのはこのせいです、きっと。)

教室が終わって帰り道、私は迷わず、(店頭でじっくりと確認することもなく)
『くず餅』を購入。

家に帰って、早速封をあけてみました。驚きました。

“くず”の文字からイメージしていたのは“葛”餅。(
透明で、のっぺり丸いものを想像していたのに、
箱から出てきたものは
    白濁色で、菱形で、
私が想像していたものとは相当かけ離れていました。

それでも、期待が膨らみに膨らんだ私は躊躇しませんでした。
      黒蜜をかけて、
        きな粉をかけて、
          (ガラスの器に盛りつけて、気分を出して)
食べたら、もう!!そのおいしさといったら。

黒蜜ときな粉の組み合わせは最高です。


<><>船橋屋さんの『くず餅』がそのとき私が食べた、忘れられない味です。

*私が想像していた“葛”餅は文字通り、“葛”粉を使うのが本来の形。でも、この『くず餅」を始め、関東の“くず”餅は、“久寿”餅と書くようで、小麦粉から作ったデンンプンを乳酸菌で発酵させたものだそうです。どおりで、白濁色をしているわけです。
                                                                                                         (Wikipedia参照)

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