柚子って、柑橘類の中では少し大人な食べ物だと思うのです。
蜜柑とか、はっさくみたいに、むいて、それ単体で食べないし、
檸檬みたいに果汁を使うわけでもない。
でも、母は私が小さな頃から、何かと言っては柚子を料理に入れていました。
特に、私たち兄妹が 閉口したのが、ゆべし。
柚餅子には日本全国に色々とありますが、母が特に好きだったのが、これ。
珍味のゆべし
柚子の実の上部を切り取った後、中身をくり抜き、この中に味噌、山椒、胡桃などを詰めて、切り取った上部で蓋をする。そして、これを藁等に巻いて日陰で1ヶ月〜半年ほど乾燥させる。食べる際には、藁を外して適宜に切り分け、酒の肴やご飯の副食物として用いる。
(Wikipediaより)
我が家では「柚子みそ」と呼んでいたのですが、
当時、兄達も私も全くおいしさが分かりませんでした。
母と離れて暮らすようになって、15年。
やっと、柚子のおいしさも分かるようになりました。
大人になりました!
(やっぱり、大人な味過ぎたのだと思うのです。)
上に書いた柚餅子とは違いますが、
先日、デパートでお菓子の柚餅子を見つけました。
口に入れると、柚子の香りが広がります。
<候補 その3> 母はお菓子の柚餅子も好き
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